【浦和第一女子高校⑩】高校1年、NASAから届いた手紙が後押しした夢

有料記事高校思い出クリック~青春群像記~

佐藤太郎
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 埼玉県立浦和第一女子(以下、一女(いちじょ))には、口径15センチの屈折式望遠鏡を備えた天文ドームがある。その設備が象徴するように、社会に出てからも天体、宇宙関係の職場で働く卒業生は少なくない。

 JAXA研究開発部門第一研究ユニット研究領域主幹の広瀬史子(ちかこ)さん(43、1998年卒)は、ハリウッド映画にあこがれて英語部(ESS)に入部した。「聴講室にビデオがあってそこで映画も見ていた」と笑う。

 小学生の頃から宇宙関係の仕事につきたいと思っていた。高1の時にアメリカのNASAの数カ所の事務所に「どうやったら宇宙関係の仕事につけるのか」という内容の手紙を書いた。全事業所からA4の分厚い手紙と案内パンフレットが届いた。

連載「高校思い出クリック~青春群像記~」

高校をシリーズで紹介する企画。埼玉県立浦和第一女子高校の10回目です。記事後半では、気象予報士の田中美都さんが地学部に入った経緯も紹介します。

オーロラ、北大、地球物理学が一本の線でつながった

 その一つ、ゴダード宇宙飛行

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