100回迎えたラグビー早慶戦、早大OBが語る「早稲田らしさ」とは

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野村周平
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 関東大学ラグビー対抗戦の早慶戦は11月23日、東京・国立競技場で第100回の節目を迎える。キックオフは午後2時。第1回は1922(大正11)年11月23日に行われ、43~45年の戦争による中止を経て、戦後も11月23日の定期戦開催を守り続けている。昨年までの対戦成績は早大72勝、慶大20勝で、引き分けが7試合。今季の対抗戦成績は、ここまで早大が4勝1敗、慶大3勝2敗となっている。両大学ラグビー部と関わりの深い卒業生に、伝統の一戦への思いを聞いた。

 早大出身のSH斎藤直人(東京SG)とCTB長田智希(埼玉)は、ともにこの秋のワールドカップ(W杯)フランス大会で日本代表に選ばれた。

 長田は早大入学まで、日本一になった時にだけ歌える部歌「荒ぶる」の存在を知らなかった。2021年度の主将を務めてOBらと関わり「百年以上の伝統を知り、早稲田が目指すものを理解した」と振り返る。

 斎藤は19年度の主将として、11季ぶりに大学日本一に導いた。12月の早明戦で完敗した後に自分たちを見つめ直し、一戦ごとにチーム力が高まっていくのを感じたという。「シーズンを通して成長し続けられるか。学生なのでどれだけ勝ちたい、優勝したいと強く思えるかが大事になる」

ともに7点差で慶応に勝利

 2人とっての「早大らしさ」…

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