男女で連覇の四日市メリノール学院がウインターカップへ 高校バスケ

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斉藤佑介
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 第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)の三重県予選会の決勝が4日、津市の久居体育館であった。男女ともに四日市メリノール学院(四日市市)が優勝し、男子は2連覇、女子は3連覇を成し遂げた。県代表として挑む全国大会は12月23日に東京で開幕する。

 いなべ総合との女子決勝。「試合の入りは硬くて、緊張してたかな」。四日市メリノール学院の稲垣愛監督がふり返った第1クオーターの序盤は、相手にリードを許した。

 だが太田蒼選手(2年)が3点シュートで勢いを呼び込み、ゴール下で身長179センチの秋葉妃奈詩選手(3年)にボールを集めて点を重ねると、主導権を奪った。最終的に79―58で勝利を手にした。

 「努力家の子。いつか花開く」。稲垣監督が見守ってきたのが太田選手だ。この試合、3点シュート4本を含む計27得点。中学時代にメンバー外だった悔しさを糧に、「1分でも多く試合に出る」とシュート100本の居残り練習を欠かさず続けた。太田選手は全国大会に「夢だった舞台。自分の仕事をしっかりやって貢献したい」と語る。

 「ディフェンスからブレーク(速攻)」がチームの合言葉だ。志摩香奈子主将(3年)は「粘り強く全員で守って全員で走って機動力を生かす。ベスト8をめざす」と意気込む。

主力2人欠いても「ノーエクスキューズ」

 試合終了のブザーが鳴り響き…

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