「山本、山本言うけど」岡田監督、早くも挑発? 始動のオリックスへ

[PR]

 2年連続日本一をめざすプロ野球オリックス・バファローズは23日、京セラドーム大阪で練習を再開した。

 クライマックスシリーズ(CS)最終ステージ(S)第1戦では7回5失点だったエース山本由伸らが、28日開幕の日本シリーズに向けて調整した。

 59年ぶりの関西勢対決の相手となる阪神タイガース甲子園球場で練習し、岡田彰布監督(65)は早くも相手エースを「牽制(けんせい)」した。

 オリックスは打撃練習を中心に1時間半、全体練習を行った。

 ダッシュなどで調整した山本は阪神について「すごく勢いがあるし、断トツでリーグ優勝しているチームなので強いなと思う」。

 CSでは不本意な投球だったが「しっかり仕切り直して次の試合に向かいたい」と話した。

 気がかりなのはCS最終S第4戦で左足首を痛めて途中交代した杉本裕太郎の状態だ。この日は全体練習には参加せず、病院へ。その後も治療に専念した。

 24日は紅白戦を予定している。

 一方の阪神は2時間半、シートノックや打撃練習などで汗を流した。練習後、岡田監督は山本について、「山本、山本言うけど、第1戦に投げる投手としか思ってない」「(年間)六つも負けてる」などと語った。

 今季は6月13日の交流戦で対戦。8回を投げた山本から1点も奪えず、2安打、11三振で敗れたが、当時は打線の状態が悪かったとみている。

 山本がCSで打たれたことにも触れ、「そんなええピッチャーやったら取られへんやろ。初回から3点も。なんかそら取れる可能性があるいうことやろ」とばっさり。

 また、自身が打席に立つなら「普通に考えたらええんちゃう。真っすぐが一番の武器なわけやから、それに合わして打ついうことやろ」と語った。

 24日は西勇輝らがシート打撃に登板する予定。打撃陣に生きた球を打たせ、打倒・山本へペースを上げるつもりだ。(山口裕起、伊藤雅哉

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら