旧統一教会との関係、セクハラ疑惑報道…細田議長会見、どう説明
細田博之衆院議長(79)は13日午後2時から、議長公邸で記者会見を開く。体調の問題で議長を辞任する意向を表明するとみられる。濃密な関係が指摘される世界平和統一家庭連合(旧統一教会)とのつながりや週刊誌で報じられたセクハラ疑惑など数々の問題をめぐり、記者会見の求めに応じてこなかった細田氏が、「言論の府」のトップにふさわしい説明責任を果たせるかが焦点だ。
自民党最大派閥「清和政策研究会」(現安倍派)の会長だった細田氏は2021年、議長に就任。安倍晋三元首相の銃撃事件を受け、教団と自民党との関係が政治問題化した直後から、細田氏と教団とのつながりが次々に明るみに出た。教団の韓鶴子(ハンハクチャ)総裁も参加した19年の会合で「今日の盛会を、安倍総理にさっそく報告したい」と述べた動画も明らかになった。
だが、細田氏は会見を開かず、自身と教団との接点について昨年9月に1枚、同10月に2枚の紙を配布したのみ。批判はやまず、今年1月には与野党代表者の質問に応じる懇談形式の面会を行ったが、その場は非公開とされた。
週刊文春は昨年5月、細田氏…
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- 【視点】
衆院議長は与党から選ばれるのが慣例で、長く政権を担ってきた自民党からほとんど選ばれてきましたが、参院議長と並ぶ立法府の長なので、見識のあるベテラン議員たちが務めてきました。就任から2年も経たずに醜聞が相次ぎ、ほとんど説明の機会がないまま、体
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