記者サロン「僕の好きな先生」 久保先生が語った「教師の魅力」

大滝哲彰
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 記者サロン「『僕の好きな先生』が書籍に 久保先生に聞く、教え子たちとの物語」が9月30日、朝日新聞大阪本社アサコムホールで開かれた。大阪版に連載が掲載され、朝日新聞出版から9月20日に書籍が出版された「僕の好きな先生」の主人公、元公立小学校長の久保敬さん(61)を招き、筆者の宮崎亮記者(43)と対談した。

 久保さんは大阪市立木川南小学校の校長だった2021年、当時の松井一郎大阪市長に、市のコロナ下の教育政策を批判する「提言書」を実名で書き送ったことで有名になった。

 連載は教え子だったお笑いコンビ「かまいたち」の濱家(はまいえ)隆一さんとの物語や、新人時代のエピソードを取り上げた。

 この日のイベントで、「いまの教育」について問われた久保さんは「上の人がつくった数値目標で業務が増えて、先生が目の前の子どもに向かう時間が減っている」と指摘。一方で、「こんなに人と深く関われる仕事はない。自分の人間そのものが試されて、自分も成長できる。しんどいことも含めてやりがいがあって楽しい仕事なんです」と、教師という仕事の魅力を語った。

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 この日のイベントは10月6日19時からオンライン配信でご覧いただけます。申し込みは、募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11011722別ウインドウで開きます)またはQRコードから。(大滝哲彰)

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