スマホやパソコンでも 年金受給者の「扶養親族」電子申請、方法は?
「扶養親族等申告書」は、お手元に届きましたか? 日本年金機構は今月中旬、老齢年金受給者に対し、税の控除に向けて扶養親族らを申告するための書類の発送を始めました。この申告は今年から、「マイナポータル」を利用した電子申請もできるようになりました。手続きについて解説します。
日本年金機構が今月14日から10月6日にかけて発送するのは、「令和6年分公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」。受け取るのは、一定額以上の年金収入(65歳未満なら年間108万円以上、65歳以上なら年間158万円以上)があり、年金から所得税が源泉徴収される人。約849万人が対象となる。
あらかじめ扶養親族らを申請しておけば、天引きされる税額を少なくできる。配偶者だけでなく、「失業した子どもを新たに扶養に入れた」といったケースや、扶養する人が減った場合も原則、申告が必要だ。提出期限は10月31日となっている。
これまで機構は年1回、申告書を紙で送って、受け取った人は記入の上、自分で切手を貼って返送する必要があった。それが、今年からはスマートフォンやパソコンで電子申請ができるようになった。
事前準備のハードルはやや高いが、マイナンバーカードを使って国のウェブサイト「マイナポータル」にアクセスして申請する方法だ。
スマホで準備
スマホで申請する場合、日本…