関電の7基「フル稼働」へ 過去最高益を予想、課題はまたも先送り

有料記事

森下友貴 西村宏治 荻原千明
[PR]

 高浜2号機の再稼働で、関電は所有する原発7基すべてが新しい規制基準の下で再稼働した。それぞれの原発は定期的に検査に入るが、今後の検査が予定通り進めば、来年4月には7基がそろって「フル稼働」する見通しだ。

 原発は安全対策や点検など、稼働するしないにかかわらずかかる経費が大きい。なるべく長く動かす方が利益になる。

 関電は今年度の原発の稼働率が前年より20ポイントほど高い70%程度になり、その結果、通常の事業からのもうけにあたる経常利益が1590億円押し上げられると算定。他の要因もあり、24年3月期は過去最高の4250億円の経常利益を見込む。前期は経常赤字だった。

 再稼働は料金戦略にも響く…

この記事は有料記事です。残り539文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら