ペルセウス座流星群13日ピーク ハワイ好条件、1時間に200個も

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 三大流星群の一つ「ペルセウス座流星群」が、13日にピークを迎える。今年は月明かりもなく、多くの流れ星が現れそうで、夏休みの自由研究にぴったりだ。

 ペルセウス座流星群は、約130年かけて太陽を回るスイフト・タットル彗星(すいせい)が放出したちりに地球がぶつかり、大気と激しく衝突して光ることで流れ星になる。

 雨を見上げると、雨粒が空の一点から放射状に広がりながら落ちてくるように見えるのと同じく、流星群も地上から見ると、流れ星が空の一点から広がるように飛んで見える。この「放射点」がペルセウス座にあるため、ペルセウス座流星群と呼ばれる。

 流れ星の観察で重要なのが、周囲の暗さだ。ビルや街灯といった明かりがあると、流れ星の光が埋もれてしまうほか、目が暗闇に慣れることができない。暗くて空が開けた場所で、少なくとも15分間はスマートフォンや明かりを見ずに目を慣らすのがコツだ。

 一方、夜の屋外は危険も多い。天体観測中に高いところから落ちたり、移動中に交通事故に巻き込まれたりした死亡事故も実際にあった。国立天文台も安全に注意するよう呼びかけている。

 残念なのは、今年のピークの予想時刻が13日午後5時ごろと、まだ日が高いことだ。そこで朝日新聞は国立天文台の協力を得て、夜空が広がるハワイのマウナケア山頂から、星空をユーチューブチャンネル「朝日新聞宇宙部(Asahi Astro LIVE)」=QRコード=でライブ配信する。

 世界最高の星空と超高感度カメラにより、肉眼を超える1時間約200個ほどの流れ星を見られる可能性がある。

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