初の聖地、笑顔ではつらつ行進 鳥栖工20人、新調ユニホームも披露

大村久
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 第105回全国高校野球選手権記念大会は6日、兵庫県西宮市阪神甲子園球場で開会式があり、初出場の鳥栖工の選手20人が笑顔ではつらつと行進した。

 ブラスバンドが演奏する音楽に合わせて、前年優勝の仙台育英が最初に登場。照りつける真夏の太陽の下、49の代表校が北から順に入場行進した。スタンドから大きな拍手が送られる中、鳥栖工の選手たちは甲子園出場に向けて新調したユニホーム姿で現れ、腕を振りながらあこがれのグラウンドを踏みしめた。

 佐賀大会の優勝旗を持って歩いた高陽章主将(3年)は、緊張であまり覚えていないと言いつつ「甲子園に出場した人しか分からない雰囲気や緊張感があった。甲子園に来てよかった」と笑顔。高知中央の主将が選手宣誓をしている時に実感が湧いてきたといい、「観客の多さにのみ込まれないよう、しっかり声を出したりし、目の前の相手を倒せるようにがんばりたい」と抱負を語った。

 日程が順調ならば、鳥栖工は、9日午前8時の第1試合で富山商と戦う。(大村久)

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