若き天才指揮者マケラ氏のオスロ・フィル、10月に初来日コンサート

斉藤佑介
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 20代ながら名門オーケストラの首席指揮者や音楽監督に抜擢(ばってき)されたクラウス・マケラ氏が指揮するオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の来日コンサートが10月21日、愛知県芸術劇場コンサートホール(名古屋市東区)で開かれる。ピアニストの辻井伸行氏も初共演し、ショスタコービチのピアノ協奏曲などを披露する。

 マケラ氏は1996年、フィンランド出身。ロンドン・フィル、ニューヨーク・フィルなど欧米の一流オーケストラと共演し、「数十年に一度の天才指揮者」と称される。24歳でオスロ・フィルの首席指揮者となり、その後、パリ管弦楽団の音楽監督に選ばれた。

 マケラ氏と初共演となる辻井さんは「若々しくてエネルギッシュ」という。辻井さんは「ピアノ協奏曲第2番」(ショスタコービチ)を演奏予定で、「打楽器的な要素やファンファーレ、漂う哀愁と色んな要素がまじって楽しい作品。初めて取り組むが、大好きな曲なので新鮮な気持ちで演奏できる」という。

 10歳でオーケストラと共演してデビューを飾り、国内外で活躍してきた辻井氏も30代に。「若いころは演奏も勢いでいってしまうところがあったが、今は出したい音が出せ、音色の幅も出てきた」という。「ショスタコービチの曲の素晴らしさや楽しさを皆様と一緒に楽しみたい」

 午後2時開演。演奏予定曲はこのほか、祝典序曲(ショスタコービチ)、交響詩「英雄の生涯」(R・シュトラウス)。S席2万6千円、A席2万2千円。問い合わせは、東海テレビチケットセンター(052・951・9104)へ。斉藤佑介

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