「円安歯止め」「YCC骨抜き」初めて動いた植田日銀、専門家に聞く

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聞き手・栗林史子 聞き手・久保田侑暉
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 日本銀行は28日、大規模な金融緩和策を一部修正した。10年ぶりの新総裁になった植田和男氏が今春の就任以降、初めて動いた。今回の修正をどう評価するか、次回以降さらなる修正はあるのか――。専門家の見方を聞いた。

SMBC日興証券チーフマーケットエコノミスト・丸山義正氏

 今回の政策修正では、長期金利の変動幅の上限めどを「1%まで」という相当高いところに引き上げた。

 物価や経済状況に応じた金利であれば1%までは上昇を容認しており、実質的にはイールドカーブ・コントロール(YCC)を廃止したともとれる。ただ、1%まで上がる可能性は低いだろう。

 植田総裁はYCC運用の柔軟…

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