中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)による自動車保険の保険金水増し請求問題で、金融庁は同社や損害保険ジャパンなど損保大手に報告徴求命令を出す方針を固めた。保険の取り扱いに問題がなかったかなどを調べるため、保険業法に基づいて事実関係の説明や関連資料の提出を求める。
報告徴求命令の対象となるのは、ビッグモーターと、同社と保険代理店契約を結ぶ損保ジャパンのほか、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険などの大手各社。
ビッグモーターは、顧客に自動車保険を販売する保険代理店でもある。損害保険金の水増しのために故意に車を傷つけるなどした問題が指摘されており、金融庁から監督を委任されている関東財務局は28日、同社役員を呼んで聞き取りを行った。
金融庁の担当者は「第三者委…
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