【アーカイブ】(逆風満帆)作家・森村誠一:中 「立ち腐れ」の焦燥感

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【2015年5月23日朝刊週末be】

 トラック用のジャッキ20台をリヤカーに積み、自転車で引いて東京・神田の小売店に向かっているときだった。

 森村誠一(82)は当時19歳。

 神田駿河台の坂にかかったところで自転車が動かなくなった。重すぎて、どうやってもリヤカーが引っ張れない。

 「そのとき明治大学の学生十…

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