HPVワクチン接種費用、小6~高1男子にも全額助成 東京・中野区

小林恵士
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 東京都中野区は、女性の子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染を予防するワクチン接種について、区内に住む小学6年~高校1年相当の男子の接種費用を助成することを決めた。区によると、男性への助成は都内自治体では初めて。

 対象となるのは4500人。1回につき約1万7千円(計3回を想定)を助成し、8月1日以降の接種が対象。区内87カ所の医療機関であれば全額助成となる。区は接種費用約1600万円を予算化した。

 HPVは男性についても性感染症や肛門(こうもん)がん、中咽頭(いんとう)がんなどを引き起こす原因となることがわかっている。主に性交渉を通じて感染することから、男性への接種を増やすことで、女性の感染リスクも減らせる。HPVワクチンは、小6~高1の年齢の女子は公費で接種を受けられるが、男子は対象外だった。(小林恵士)

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