広島の平和記念式典、110カ国出席へ 過去最多の見込み

核といのちを考える

興野優平
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 広島市は7日、8月6日の平和記念式典の概要を発表した。7日現在で110カ国の駐日大使らが参列を予定し、2015年の100カ国を上回って過去最多となる見通し。

 市によると、核兵器保有国では米国は調整中で、英国、フランスは出席予定。核不拡散条約(NPT)に加盟していないイスラエルとインドも参列を予定している。中国、パキスタンは欠席の予定で、北朝鮮は未回答。ウクライナ侵攻を理由に、ロシアには昨年に続いて招待状を送っていない。

 昨年は7月の段階で、114カ国が参列を表明していたが、当日の参列は99カ国だった。

 市の担当者は過去最多となることについて「5月にあった主要7カ国首脳会議G7サミット)で被爆地・広島の歴史や核兵器廃絶の取り組みに注目が集まったのではないか」と話している。(興野優平)

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