揺れる大阪の天神祭 花形団体の内部処分を天満宮が問題視、応酬続く

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五十嵐聖士郎
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 日本三大祭りの一つ、大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭が揺れている。花形の「催太鼓(もよおしだいこ)」を奉仕する「太鼓中(たいこなか)」の運営をめぐり、天満宮側との応酬が続いている。太鼓中が祭りに参加することの是非を問う声も上がる。

 大阪天満宮の天神祭は例年7月24、25日に開かれる。催太鼓は、天満宮が任命する若者がみこしの上で太鼓を打ち鳴らす神事で、みこしなどの行列を先導する。大阪府無形民俗文化財に指定され、約800人からなる太鼓中が催太鼓を奉仕してきた。

 天神祭を主催する「天神祭渡御行事保存協賛会」と天満宮によると、発端は2021年、太鼓中が当時の男性役員2人に5年間、祭りへの参加を認めない謹慎処分を下したことだ。

 太鼓中トップの総代を選任す…

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