保育園補助金の過大請求「5区市から1億円」 コスモズ社社外報告書

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塩入彩
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 「コスモ保育園」などの名称で、東京都内で認可保育所など約20施設を営む「コスモズ」(佐野浩代表取締役、本部・小金井市)が建設費などの補助金を過大に受給していた問題で、弁護士3人による社外調査委員会は、過大請求額の総額が5区市から約1億円になるとの報告書をまとめた。同社は今後、過大に受給した分について自治体側に返還するとしている。

 15日付でまとめられた報告書によると、過大請求は杉並、三鷹、小平、武蔵野、小金井の5区市で確認された。見積書の外構工事などの項目を修正させて補助金対象金額を不明にさせていたほか、業者側から工事代金の返金分を佐野氏が代表を務める新聞の広告費として受領したにもかかわらず、それを自治体に報告していなかった。

 同社が3月に関係自治体に報…

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