第8回授業で扱っていなくても…子どもたちは「ゲン」をどうして知ったのか

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聞き手・長富由希子
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 漫画「はだしのゲン」は4日、連載開始50年を迎えます。なぜ読み継がれてきたのか。広島市の教材からの「削除」をどうみるのか。「ゲン」の調査研究がある立命館大学経済学部の四方利明教授(教育学)は「みなさんはどこで『ゲン』と出会いましたか?」と問いかけます。

――「週刊少年ジャンプ」の1973年6月4日号から連載が始まりましたが、その後は?

 汐文(ちょうぶん)社が75年に単行本を出すと、新聞やテレビが報道し、「平和教育に有用」との教員らの判断などもあり各地の学校に流入していったとみられます。

 学校に漫画を入れる抵抗感は今より強かった時代ですが、その壁を「ゲン」は乗り越えたわけです。

なぜ「ゲン」は学校に広がった? 授業よりむしろ…

――授業で使われたのでしょうか。

 そうとは言えません。他の研究者と2005年に関西の大学生1193人(有効回答819人)に調査しました。

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 8割に「ゲン」を見た経験が…

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この記事を書いた人
長富由希子
大阪社会部
専門・関心分野
社会保障、人権、精神疾患、原爆
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    マライ・メントライン
    (よろず物書き業・翻訳家)
    2023年6月4日14時0分 投稿
    【視点】

    この記事が『はだしのゲン』について、内容の是非以前に、読者が「どのように存在を知ったのか」という観点でアプローチしているのは興味深い。 「学級文庫にマンガが含まれることの効用」についての蓋然性の高い解説になっており素晴らしい。 しかし、「ゆ

    …続きを読む