イラン軍人らに禁錮刑 3年前のウクライナ旅客機墜落はミサイル誤射

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テヘラン=佐藤達弥
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 イランで2020年、ウクライナ国際航空の旅客機が墜落して176人が死亡した事故で、イランの軍事法廷は16日、同機にミサイルを誤射して墜落させたとして、イラン防空部隊の司令官ら軍人10人に禁錮1年から同13年の刑を言い渡した。司法府系のミザン通信が報じた。

 イラン側は事故当初、撃墜を否定。だが、ネット上に墜落現場でのミサイル部品とみられる画像が出回り、ロハニ大統領(当時)が一転して「人的ミス」と誤射を認め、責任を追及する方針を示していた。

 同通信によると、防空部隊の司令官には最も重い禁錮13年が、ほかの9人には同1~3年が言い渡された。起訴状によると、司令官は事故当時、「標的の(旅客機の)特性が巡航ミサイルに似ている」と判断し、司令部の許可を得ずにミサイル2発を旅客機に向けて発射したという。

 同通信は、裁判を通じた今回…

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