都民ファーストの会と維新、勢いの違い歴然 なるか「反転攻勢」
笠原真 本多由佳
知事や市長が主導する都市型の地域政党という点で共通するのが都民ファーストの会と大阪維新の会だ。大阪維新から生まれた日本維新の会は、9日投開票の道府県・政令指定市議選で勢力を伸ばした。一方、都民ファは16日から始まる都内の議員選を「反転攻勢の選挙」と位置づける。維新に少しでも近づけるのか。
都内は16日に41区市議選が、18日に6町村議選がそれぞれ告示される。投票は23日だ。
小池百合子知事が特別顧問を務める都民ファは、30区市町村に計60人の候補擁立を予定する(12日時点)。2019年にあった前回の統一地方選は結党から2年後。17区市議選に候補28人を立てて、24人が当選した。今の地方議員は55人だ(うち都議が26人)。
維新は、都内では今回、計70人の候補擁立を予定する(10日時点)。都内の地方議員は22人いる。
都民ファーストの会と維新の違いは何か。後半では都民ファ幹部の分析のほか、両党から区議選に立候補を予定する新顔に聞いたお互いの印象を紹介します。
10年に、大阪府知事だった…
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