ドイツの列車は「遅れるもんだ」時間通りは65%、私も今や太っ腹に

有料記事特派員メモ

野島淳
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特派員メモ

 ドイツ国内を長距離列車で移動するには覚悟がいる。出張でよく利用するが、ほぼ毎回遅れる。30分以上の遅れもざらだ。運休も珍しくない。直近もストがあった。

 ドイツ鉄道によると、時間通りに着いた長距離列車は昨年、約65%だったという。6分未満の遅れは「定時」とみなすが、それでも3本に1本は遅れている計算だ。

 「技術的な問題」「人が線路に入った」など理由は様々。日本の新幹線と違い、高速線と在来線が同じ線路を走るので、どこかで問題が起きると、各地で目詰まりが起きる。設備改修などの投資も遅れている。

 ドイツ人の友人は「みんな文…

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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2023年4月2日22時2分 投稿
    【視点】

    欧州のステレオタイプの一つに、ドイツの電車は時間に正確だが、イタリアの電車は常に遅れるというのがある。野島前特派員(なんとお帰りでしたか・・・)の記事にあるように、実情は逆で、ドイツにいるときは遅延を覚悟しなければならない。逆に、私の経験だ

    …続きを読む