【山口】江戸時代以降につくられたひな人形を見て回る第23回「商都柳井おひなさま巡り」が、柳井市柳井の白壁の町並みを中心に開かれている。博物館や商店の店頭など21カ所でおひな様が展示され、大半は無料で見学できる。

　伝統を守りながらPRするため始まった「おひなさま巡り」は同市白壁の町並みを守る会の主催。室町時代の町割りが残り江戸時代に商都として栄えた柳井の中心地は、桃の節句を前に春の訪れを漂わせていた。市町並み資料館を長女（8）と着物姿で訪れた岩国市の豊廣美雪さん（45）は「時代によって表情が違う。毎年来ています」と話していた。3月29日まで。（川本裕司）