インスタフォロワー4.3万人、78歳の赤峰幸生さんが説く装いは

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 毎日の装いを投稿するインスタグラムのフォロワーは4万3千人。服飾文化研究家の赤峰幸生さん(78)は、流行にとらわれないクラシックスーツの着こなしで世界中から注目を浴びている。ラクなのがいいという現代で、なぜネクタイを締めるのか。

 70代の半ばでユーチューブでの動画配信を始め、週2回、自身の語りを投稿している。トレンドを追い、大量生産、大量消費を前提としてきた服飾業界にあって、その直言居士ぶりは際立っている。

 「流行の服は、いずれ廃れる服。素材に気を使わず、安さにひかれてペラペラの化繊の服を買うことが、いずれ環境に負荷を与えることを想像してほしい」

 「大事なのは、ブランドで物を買わないこと。だまされるな。視覚だけでなく、触覚もフル活用して、『本当にいいもの』『ずっと愛せる服』だけを買おう」

 スーツでは極端に丈が短かったり、ラペル(襟)の幅が狭かったりといった流行の形ではなく、クラシックという「普遍の形」に目を向けてほしい。そんなメッセージが共感を得て、2万回、3万回と再生されている。

 赤峰さんが考える「男の作法」とは。話は時代論に及びます。

 クラシックスーツ一筋で半世…

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