裏切り批判「説明の機会作りたい」 自民転身の今井瑠々氏の一問一答

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 立憲民主党に離党届を送り、自民党の推薦で岐阜県議選への挑戦を表明した今井瑠々(るる)氏(26)の記者会見は1時間弱に及んだ。自民岐阜県連常任顧問の野田聖子・元総務相が同席し、「転身」の経緯を説明した。今井氏は「裏切り」との批判について「説明の機会を作りたい」などと述べた。

 今井氏らの会見での主なやりとりは以下の通り。

 【冒頭発言】

 野田氏 かねてから政治の中で女性の議員の数が少なすぎると取り組んできたところ、今井さんと出会い、人となりを知り、ぜひ郷土岐阜のために力を尽くしてほしいという思いがありました。今日は保護者のつもりで、しっかりと支えられる国会議員の一人でありたいという思いで同席させていただきました。

 今井氏 私は岐阜5区にて一昨年、(立憲から)衆院選に立候補させていただきました。出馬(立候補準備を始めた2021年2月)から2年、落選から1年、東濃地域を毎日歩きました。現場で頑張っている方たちを応援したい、政党のための政治ではなく地域のために政治がしたいと思うようになり、私1人では成し遂げられないと気付きました。

 地域では経済界、地域の商工会だったり様々な皆さんが地元を支えている。地域を動かすには、こうした連携や連帯が必要だと強く実感しました。その中に自民党も含まれ、大きな基礎をなしている。地域の声を実現していくためには、市議、県議、市長と一緒になって地域を動かしていくことが求められていると思うようになりました。

 私の手順が間違っていたり、ご迷惑をおかけした点はあったと思います。それでも、積み重ねてきたものを地元で生かしていくために必要な決断だったと思っています。様々な意見、ご批判は真摯(しんし)に受け止め、しっかりと謝罪をし、地域に根を張っていく所存です。

 【一問一答】

 ――なぜ自民党から推薦を得るのか。

 現場の声を生かしていくには1人では難しかった。地元の市議、県議、様々な関係団体の皆様と政策を実現していくには、自民党の力、知恵を借りる必要があると考えた。

 ――立憲ではできないのか。

 地域の皆様が応援しづらいと…

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