「ワル」をその気にさせる名将 学年別グループLINEに込めた思い

有料記事高校野球メソッド

構成・安藤嘉浩
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 「チームには、世代ごとに、それぞれ特徴がある」と、京都・龍谷大平安高校の原田英彦監督(62)は語る。「新入部員を迎えると、その年代がどんなチームになるのか、ぼくは考えを巡らせる」という。

 新入生が入ってきたとき、こんなキャラがおる、あんなキャラもおると観察する。チームが作りやすそうやな、という年もある。反対に、みんな真面目で一生懸命やっとっても、苦労が多い年もある。

 チームには、やんちゃな子も真面目な子も必要だ。頭のいい子や底抜けに明るい子がいれば、なおいい。

 そのチームの性格を、いち早く把握する。試合に出られる子は、せいぜい11人ぐらい。ベンチワークも含めて、いろんな適材適所を考える。この子はランナーコーチ専門でいけるな、とか。そういう組織づくりを毎年していく。

 2014年の第86回選抜高校野球大会で優勝した世代は理想的なチームやった。

 とびきりの「ワル」が2人お…

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