岡山城周辺はオープンスペースに 岡山市が整備素案

松尾慈子 前田智
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 岡山市は13日、北区の岡山城周辺にある市有地の整備方針の素案を市議会に説明した。公園のようなオープンスペースを基本に、物販や飲食店などの施設整備も盛り込んだ。

 岡山城周辺の市有地は、旧内山下小学校跡地(約1万4千平方メートル)▽岡山市民会館(約5千平方メートル)▽旧NHK岡山放送会館跡地(約2千平方メートル)の計3カ所。

 素案では、市民会館とNHK会館跡地はオープンスペースとし、飲食や物販店、災害時の避難場所になる施設を設ける。新たな施設の場所は、2023年に移転する予定の市民会館の跡地を中心に検討する。

 旧内山下小学校の校舎と体育館については、民間企業への聞き取りでは「市場性が高いとはいえず、ただちに民間で活用するのは難しい」との結果が出たという。市民団体への貸し出しといった現状の暫定活用をしばらく続けるとした。

 13日の市議会総務委員会では、市議側から「今あるNHK会館跡地の駐車場約70台分がなくなる分は、どこかに移転するのか」などの指摘があった。

 市は今年度中に整備方針をまとめ、来年度からオープンスペースの形や施設の規模などを検討する方針。(松尾慈子、前田智)

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