羽生結弦さん「感謝の贈り物届けたい」 新たなショーは「GIFT」

聞き手・山下弘展 後藤太輔
【動画】羽生結弦さん 新たなショー「GIFT」に込める思い
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 プロスケーターの羽生結弦さんが、来年2月26日に東京ドームで新しいショーを開催する。テーマは「GIFT(ギフト)」。羽生さん自身が制作総指揮を務め、これまで自分を支えてくれたすべての人に感謝を込めて、自らの「作品」である演技を届けたいという。そして、分身ともいえる「作品」たちが、演技をみたすべての人に寄り添い、支えになればと願っている。単独インタビューで話してくれた。

 ――今回のショーのコンセプトを教えてください。

 「今まで応援してくださった方々、支えてくださった方々への感謝の気持ちを込めて、一つひとつのプログラムを『贈り物』として届けたいな、と思っていました。ですので、タイトルも『GIFT』です」

 ――なぜ、感謝の気持ちをコンセプトの中心にしたのですか。

 「僕があまりにもらいすぎたからです。スケートを続けるにあたって、一言で表すのはちょっと難しいのですが、勇気とか元気とか、思いの『結晶』みたいなものを皆さんにいただけた。それは一回だけじゃなくて、何度も何度もいただいた。だから、僕はずっと滑ってこられた」

 ――結晶をもらうことでスケートを滑ることができた。

 「皆さんの思いがあるからこそ、僕は、使命感を持ってスケートをずっと続けてきましたし、それがあるからこそ、強く、強くならなきゃって思えたと思うんですよ。皆さんからの思いとか、期待がなく、ただ自分だけで滑っていたら、本当にスケートが勝つためだけの手段になってしまったなって思うんですよね。それだったら多分僕は強くなれなかったし、こんなにもいろんなことを考えながらスケートをすることはなかったと思います」

 ――会場は東京ドームです。なぜ、ドームを選んだのですか。

 「ドームって本当に広くて、空間がものすごく大きいんですよね。フィギュアスケートと羽生結弦の表現の幅が、その空間分、可能性が広がると思っています。その可能性を突き詰めるためには、ドームが一番なのかな、と」

 ――まだ構想中の段階かとは思いますが、どんな表現を考えていますか。

 「いま、自分で物語を書いています。『私たちと一緒だな』と『羽生結弦って、普通の人間だな』って思えるような物語を考えています」(聞き手・山下弘展後藤太輔

Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome  supported by 雪肌精

 ◇日時 2023年2月26日(日)午後3時開場、同5時開演

 ◇会場 東京ドーム

 ◇チケット先行 12月6日(火)正午~12月13日(火)午後11時59分

 ◇公式ホームページ https://gift-official.jp別ウインドウで開きます

 ◇公式ツイッター @jp_GIFTofficial

 ◇問い合わせ先 ホットスタッフ・プロモーション(03・5720・9999、平日正午~午後6時)

 ◇特別協賛 株式会社コーセー

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