「精いっぱいの演奏ができた」バンドフェス、銀賞でも「心の宝物」に
松尾慈子
第41回全日本小学生バンドフェスティバル(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が19日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれました。表彰式を終えたばかりの生徒や指導者は何を思い、伝え合ったのでしょう。ミーティングの様子を取材しました。
「結果がすべてじゃない」
銀賞を受けた江東区立明治小の東海林小百合教諭は、子どもたちの前で涙を浮かべながら語り始めた。
「ほっとした気持ち、達成感、やりきったという思い、悔しいなという気持ち。いろいろな気持ちがわいてきています」
そして、こうねぎらった。
「ただ、このメンバーで演奏できた5分間が幸せでした。信頼できる仲間とやれたことが幸せ。一人ひとりが諦めず努力したことは、何よりも今後の心の宝物になります。ずっと心にとっていてほしい。みんなががんばりました。お疲れ様でした」
見守っていた保護者の方を振り向くと、「保護者の方にもたくさん支えていただきました。ありがとうございました」と何度も頭を下げた。
部長の藤田妙さん(6年)は…
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