立命館守山高校で朝デジ連携講座 ウクライナ問題、編集委員が講義

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 【滋賀】朝日新聞の記者らが講師を務める「朝日新聞デジタル連携講座」が14日、守山市三宅町の立命館守山高校であった。石合力・編集委員が「ウクライナ問題 分断する世界と国連」と題して講義し、同校フロンティアコースの2年生約40人と意見を交わした。

 生徒たちは来年2月末から約1週間、米国ニューヨーク研修を予定。国連本部コロンビア大医学部などを訪問する。事前学習として6月から連携講座を実施し、今年度3回目。

 石合編集委員はウクライナ問題の背景として、同国とロシアは宗教など文化面での関わりが深く、クリミア半島が旧ソ連時代にウクライナに割譲されたことや、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が拡大していることなどを挙げた。

 国連総会でロシアの即時撤退を求める決議案が加盟193カ国のうち141カ国の賛成で採択される一方、15カ国による安全保障理事会では同様の決議案が常任理事国のロシアの拒否権で廃案になった事例を紹介。「安保理と総会のどちらが大事か」との問いに、生徒からは「力の強い国が集まっている安保理」「民主主義なので総会が大事」など様々な意見が出ていた。

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