台湾問題、米中高官がぶつけた主張と不満 衝突回避へ対話維持で一致

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ワシントン=園田耕司 北京=高田正幸
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 サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国外交部門トップの楊潔篪(ヤンチエチー)共産党政治局員が13日、ルクセンブルクで会談した。米政権高官によると、サリバン氏は中国が台湾に圧力を強めている事態に懸念を表明。楊氏は、米国が台湾への関与を強めれば米中関係のさらなる悪化を招くと警告した。

 両者が対面で会談するのは3月のローマ以来となる。その後、バイデン米大統領は5月に訪日。日米首脳会談や日米豪印(クアッド)首脳会合に臨んだ。会見で台湾有事の際に台湾防衛のために軍事的に関与する意思があると発言し、中国側が強く反発していた。

 米側は台湾政策に変更はないと改めて主張しているものの、台湾問題を中心に米中間の不信は強まっている。高官会談は互いの主張と不満を確かめる意味もあったとみられる。

 米政権高官によると会談は4…

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