輸出衣類のコンテナ基地で爆発、消防士ら49人死亡 バングラデシュ

伊藤弘毅
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 バングラデシュ南東部チッタゴン近郊のコンテナ基地で4日夜に火災が発生し、大規模な爆発も起きて少なくとも49人が死亡した。AFP通信などが5日、報じた。300人以上が負傷し、死者はさらに増える可能性があるという。

 同通信などによると、化学物質を積んだコンテナに引火し、消火活動に当たっていた消防士のうち少なくとも7人が死亡。警察官10人も負傷した。現場では5日午前も消火活動が続き、鎮火のために軍も動員されたという。火災の原因は特定されていないが、消防当局は漂白剤などに使われる過酸化水素のコンテナが火元となった可能性があると見ているという。

 最初の爆発のあとにも、複数回にわたって爆発が続いたとみられ、地元当局や現地メディアは、爆発で付近の建物の窓ガラスが粉々になった様子を伝えているという。

 現場はチッタゴンの北約40キロの地点にある。この基地では約4千個のコンテナを扱っていて、荷物の多くは輸出用の衣類だという。伊藤弘毅

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