天童よしみさん①
今年でデビュー50周年を迎える歌手の天童よしみさん。和歌山と大阪で育った少女が、長い下積みを経てどのようにヒット曲と出会っていったのか――。美空ひばりさんや上沼恵美子さん、竹中労さんとの縁も語ります。
幸せはひとつ、歌と共に50年
今年でデビュー50周年なんて、信じられません。長いこと、歌の道を歩かせて頂きました。
幸せって人それぞれにあるじゃない。結婚や出産もあると思うけど、私にその二つはない。幸せはひとつ。決めた道を貫いて、歌と一緒に歩いてきました。
【母親と2人暮らし。健康には気を使っている】
必ず1日1粒、母の実家のある和歌山の梅干しをいただきます。それからハチミツ。のどが潤い、不思議とイガイガがとれるので、コンサート前にもスプーン1杯食べて、お水を飲んでいます。
コロナ禍になっても、のどは休ませていません。毎朝起きると「のどは痛くないかなあ、出るかなあ」と心配で、裏声からまずは発声。半身浴をしながら、つやっぽい声を出す練習も欠かせません。
家では、色んな歌を練習します。ユーミン(松任谷由実)さんの「真夏の夜の夢」「あの日にかえりたい」や竹内まりやさんの「静かな伝説(レジェンド)」も。おふたりは同世代で、昔からお気に入りなんです。
子どものころから、歌うことが大好きでした。
弘田三枝子さんの「子供ぢゃ…
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