サイゲームス、家庭用ゲーム開発に注力 アプリ好調なのになぜ?

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井東礁
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 スマートフォン向けゲームを中心に手がけるサイゲームス(東京)が、家庭用ゲーム機向けのソフト開発に本腰を入れ始めた。今月4日には、アクションゲームで人の動きをリアルに再現するための大規模スタジオを、大阪市に開設した。スマホ向けゲームが好調の今、なぜあえて家庭用に力を入れるのか。

 JR大阪駅から環状線で10分ほど。弁天町駅近くの複合ビル内に、サイゲームスの新スタジオはある。もとは交響楽団の練習場だったという大空間。広さ14メートル×10メートル、高さ5メートルに組まれたスタジオ内の鉄骨には、モーションキャプチャー用のカメラ168台がぎっしりと並ぶ。

 この鉄骨の中で、ワイヤアクションや大人数の戦闘シーンなどを撮影し、ゲーム中のキャラクターの動きに反映させる。それによって、家庭用ゲーム機向けの高性能なソフトに求められるリアルさを実現できるという。国府力(つとむ)・大阪デザイナー部長は「社会現象になるような、人生観が変わるようなエンタメの提供をしていく」と意気込む。

 サイゲームスはIT大手サイ…

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