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　任天堂は10日、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」やソフトなど全ての製品について、ロシア向けの出荷を当面の間、停止すると明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻が続くなか、物流が混乱するなどしており、現地での事業継続は難しいと判断したという。

　ロシア国内に直営店はなく、販売店にある在庫分などについては、販売停止や回収の要請まではしていない。スイッチ用のダウンロード版ソフトなどが買えるロシア向けサイトは、決済業者が通貨ルーブルの取り扱いを停止したことを理由に、4日から一時停止している。

　また、欧米で4月8日に発売予定だったスイッチ用のゲーム「Advance Wars 1+2:Re-Boot Camp」の発売も延期した。戦車が登場する戦闘シーンなどがあるため、「国際情勢を鑑みた」という。（井東礁）