幼なじみの目に映った羽生結弦 過去2大会との明らかな違い

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金島淑華
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 「3度目のオリンピックは何よりも楽しんでほしい」

 ソチオリンピック(五輪)ペア代表の高橋成美さん(30)は、そう願っていた。

 羽生結弦(27)と出会ったのは、彼が小学2年生の時。同じ仙台のアイスリンクの練習仲間だった。

 「あの頃のゆづは、やんちゃでいたずら好きで、みんなとわちゃわちゃして、心からスケートを楽しんでいた。でも、2011年の東日本大震災あたりからは『みんなのために』という印象でした」

 「14年のソチ五輪は不本意な内容での優勝で、燃え切らない感じに見えた。18年の平昌五輪はやるべきことをやって優勝した。3度目は自分のために頑張っているゆづを見たい。それが、結果的にみんなのためになる」。そう思っていた。

 ただ、フリー後の羽生は「全然楽しくなかったです」と言った。

 高橋さんは、彼が並々ならぬ努力や挑戦をする姿を見てきたからこそ、こう思った。

「過去2大会と明らかに違った」。高橋成美さんが感じたことは

 「報われなかったな、と」…

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