アスリートに「結婚は?」長野智子さんが正すメディアの価値観:コメントプラス

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 朝日新聞デジタルの「コメントプラス」は、記事に続けて、専門知識を持つコメンテーターのコメントを読むことができるサービスです。新たに、プロフィギュアスケーターで元五輪代表の鈴木明子さんがコメンテーターに加わりました。競技解説や舞台裏を自らの選手経験をまじえながら伝えます。コメンテーターは総勢約100人。コメントは記事の見出し横にある吹き出しマークが目印です。最近のコメントの中身を一部紹介します。

▽アスリートに「結婚は」質問NGか 識者「背景に伝統的結婚観?」(17日配信)

https://www.asahi.com/articles/ASPDJ758PPDGUTIL00K.html

 この記事にはジャーナリスト長野智子さんがコメント。「ジェンダー平等が世界的に目指すべき価値観になった今の時代、とりわけメディアは価値観をアップデートして取材に臨むべきだと感じている」とコメント。元競泳五輪代表の井本直歩子さんも「ジェンダー偏見に配慮することは最低限のデフォルトになっていかなければならない」とし、「アスリートの意思表示も大事だ」と指摘します。

 この記事をとりまとめた伊木緑記者もコメント。「もう少し触れたかったなと思うのは、『女性には聞いてはいけないという空気は広がってきたのに、なぜ男性ならいいと思ってしまうのか』」だとし、記事をさらに深掘りします。

岸田内閣「刺さるものない」「ソフトな感じ」

▽岸田内閣支持率、49%に上昇 不支持は23% 朝日世論調査(20日配信)

https://www.asahi.com/articles/ASPDN5SVCPDMUZPS001.html

 この記事には、東京大学先端科学技術研究センター教授の牧原出さんがコメント。「エッジをきかせた政治を見せ続けた安倍・菅時代が去り、『刺さるもの』がない代わりに、安全運転を目指す政治に対して、不支持率は低くなるという結果が続いています」

 前田直人記者もコメント。「こうしたソフトな感じへの評価が、長丁場となる年明けからの通常国会を通じても維持できるかどうか。それが来夏の参院選の行方を左右することになりそうです」

「コロナ禍が起こした分断、助成金も」

▽失業給付の料率アップ、来秋に先送り 月収30万円なら月600円増(21日配信)

https://www.asahi.com/articles/ASPDN74S8PDNULFA00Q.html

この記事には人類学者の磯野真穂さんがコメント。「コロナ禍が起こした分断はいろいろありますが、この助成金も残念ながら、その契機の一つとなっています」とし、「来年の選挙のためではなく、今と未来に遺恨を残さないために、この制度の終わりを見出す試行錯誤が必要なのではないでしょうか。それが政治であるはずです」。

※コメントプラスは、ダイバーシティー、SDGs、働き方、教育・子育て、国際のジャンルに詳しい専門家と朝日新聞記者で6月にスタートしました。9月には政治、スポーツ、デジタルの分野に拡大し、コメンテーターは約100人になりました。有料会員登録していただくとすべてのコメントを読むことができるようになります。登録はこちら(https://digital.asahi.com/info/price別ウインドウで開きます

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