木下都議への公開質疑、24日に延期 辞職求める都議会「出席を」

軽部理人
[PR]

 7月の東京都議選中に無免許運転で人身事故を起こしたとして書類送検された木下富美子都議(55)について、都議会の議会運営委員会は18日、各会派による木下氏への公開の質疑を24日に行うことを決めた。18日に行う予定だったが、出席を求めていた木下氏が「体調不良」を理由に応じなかったため、再度、24日に設定し、出席を求めることにした。

 木下氏をめぐっては、都議会が7月と9月の2度にわたり、辞職勧告決議を可決していた。だが、木下氏は辞職勧告に応じず、体調不良を理由に議会を長期欠席した。今月9日に都議選以来4カ月ぶりに登庁し、記者団に、議員活動を継続する考えを明らかにしていた。

 18日の委員会後に記者団の取材に応じた小宮安里委員長=自民=は、木下氏に対して辞職を求める考えに変わりはないとして、「24日には出席をしてもらうよう、心からお願いしたい」と述べた。

 木下氏は、都議選投開票2日前の7月2日、板橋区内の都道交差点で乗用車を無免許で運転中、後退させた際に後ろの乗用車に衝突してそのまま逃走し、乗用車に乗っていた40~50代の男女の首にけがを負わせた疑いがある。当時は、免許停止の行政処分の期間中で、警視庁は9月、木下氏を自動車運転死傷処罰法違反(無免許過失運転致傷)や道路交通法違反(報告義務違反)の疑いで書類送検した。軽部理人

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません