苦笑混じりの控えめ会見から2年 高橋大輔、充実の笑み

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吉永岳央
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フィギュアスケートNHK杯最終日(13日、東京・国立代々木競技場)

 ▽アイスダンス最終成績 (1)ビクトリア・シニツィナ、ニキータ・カツァラポフ(ロシア)215・44点(RD86・33、フリー129・11)(2)チョック、ベーツ(米国)210・78(86・02、124・76)(3)フィアー、ギブソン(英国)191・91(76・43、115・48)(6)村元哉中高橋大輔(関大ク)179・50(70・74、108・76)(7)小松原美里小松原尊(倉敷ク)172・20(68・13、104・07)

 全日本選手権3連覇中の小松原組を合計で7・30点上回っての6位。取材に応じる村元哉中、高橋大輔(関大ク)の表情が自然と緩んだ。

 「練習してきたことが発揮できた」と語る村元に対し、高橋も「大きなミスなく終えられて、すごく自信になった」。

 昨年のNHK杯では、女性を持ち上げるリフトや、呼吸を合わせて回転を繰り返すツイズルでの不安定感が目立った。だが、この日はいずれも最高のレベル4を獲得。スコアシートには、昨季とは見違えるような数の「4」が並んだ。結成2季目。この1年での、2人の確かな成長が透けていた。

 シングルスケーターとして一時代を築いた高橋が、村元とのカップルでアイスダンスに挑戦することを表明したのは2019年9月だった。

 当時、33歳。横浜市内のホテルで行われた会見のメモから、彼の言葉を拾ってみる。

 シングルとの違いを問われた…

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