リオ五輪金の競泳萩野公介が現役引退を表明 「悔いはない」

清水寿之
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 2016年リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル個人メドレー金メダリスト萩野公介(27)=ブリヂストン=が24日、東京都内で会見を開き、現役引退を表明した。「東京五輪が最後と決めて、トレーニングしていた。(引退を決めて)すごく幸せ。悔いはない」と語った。

 萩野はリオ五輪後、極度の不振に陥り、19年には約3カ月の長期休養に入った。この時期に引退を意識したといい、「もう一度、逃げずに水泳に立ち向かおうと思った。(東京五輪選考会を兼ねた)日本選手権で代表落ちしようが、そこで最後と決めた」と振り返った。

 幼少期から同じ種目で競い合ってきた瀬戸大也について聞かれると、「彼との勝負だけは、勝っても負けても、次はどうなるか分からないという不思議な関係だった。彼がいなかったら、僕はいなかった」と語った。

 今後については「指導者には向いていないので考えていない」としながらも、引き続き水泳には携わっていく考えを示した。来春には大学院へ進む予定という。(清水寿之)

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