工務店で働くJFL選手→J1セレッソへ「飛び級」入団 なぜ実現?

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高岡佐也子
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 「飛び級」でサッカーJ1のセレッソ大阪入りをかなえた選手が、勝負の日々を過ごしている。大卒1年目のMF新井晴樹(23)。つい数カ月前までは、工務店で働きながらプレーするアマチュアだった。

 埼玉・正智深谷高から国士舘大に進み、プロを目指した。だが、レギュラーの座は遠かった。

 最終学年となった昨年だ。リーグ戦は、新型コロナウイルスの感染拡大で日程が変則に。主力の進路もなかなか決まらない状況下で、「控えの自分にチャンスが回ってくるのか」と、Jリーガーになる夢を諦めかけたという。そんな中、年末の試合をたまたま見た、JFLのFCティアモ枚方のゼネラルマネジャーから声がかかった。

 JFLは、J1から数えて三つ下のカテゴリー。大学を卒業して枚方に入団すると、1対1での動きなどが認められ、先発出場を続けた。公式戦はもちろんのこと、Jクラブとの練習試合でも「チャンスをつかもう」と必死にアピール。50メートル5秒台のスピードが、セ大阪の強化担当者の目に留まった。そして7月、「まさか、あのセレッソが自分に」と本人も驚く、J2、J3を飛び越える異例の移籍が決まった。

 アマチュアの枚方では、工務…

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