やっぱり長考の藤井聡太王位 初防衛かかる王位戦第5局

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佐藤圭司
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 将棋の藤井聡太王位(19)が勝てば、王位の初防衛が決まる――。そんな大勝負が8月24日、徳島市で始まった。

 藤井王位=棋聖と合わせ二冠=に豊島(とよしま)将之竜王(31)=叡王と合わせ二冠=が挑戦している第62期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第5局が24日午前9時、徳島市の「渭水苑(いすいえん)」で始まり、午後6時になり、後手番の豊島竜王が46手目を封じて1日目が終わった。王位戦七番勝負は2日制(持ち時間各8時間)。翌25日午前9時に再開し、同日夜までに決着する見通しだ。

 今期王位戦は、豊島竜王が第1局を制したが、第2局から藤井王位が3連勝。この第5局で藤井王位が勝てば、シリーズ成績4勝1敗となり、王位の初防衛が決まる。一方、第5局で豊島竜王が勝てば、シリーズ成績2勝3敗となり、王位奪取の可能性を残す。重要な一局だ。

 両者は現在、第6期叡王戦五番勝負(不二家主催)でも戦っている。第1局は藤井王位、第2局は豊島叡王、第3局は藤井王位が勝利。22日に名古屋市で指された第4局は、敗れれば叡王失冠の危機に立たされた豊島叡王が快勝。両者2勝2敗のタイとなり、叡王位の行方は最終の第5局(9月13日、東京都渋谷区将棋会館)の勝敗次第となっている。

 両対局者は、叡王戦第4局翌…

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