就任式で「光はある」 発話障害の22歳黒人詩人に絶賛
ワシントン=藤原学思
【動画】22歳詩人のアマンダ・ゴーマンさん 米大統領就任式での朗読で注目
20日にあったバイデン米大統領の就任式で、詩を朗読したアマンダ・ゴーマンさん(22)が急速に注目を集めている。就任式に登場した詩人としては最年少ながら、深刻な分断を乗り越えようとつづった内容が、多くの市民の胸を打った。
就任式のためにつづった詩のタイトルは「我らの登る丘」。ゴーマンさんは黄色いドレスに身を包み、人気テレビ司会者、オプラ・ウィンフリーさんから贈られた指輪をつけて登壇した。
《日が始まる時、私たちは自問する。終わらない影の中、どこに光を見つけられるか》
《私たちは、沈黙が必ずしも平和ではないと学んだ。正しいとは何かという規範や観念が、必ずしも正義とは限らない》
やや暗いトーンで始まる詩は、人種差別に揺れる米国の現状を映し出した。
だが、《国は壊れてはいない。ただ、未完なだけだ》と続く。
文末に英文の詩全文を掲載しています。
《奴隷の子孫で、母子家庭で…