水虫薬服用、死亡は入院の70代女性 社長「責任痛感」

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平野尚紀
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 爪水虫などに効く飲み薬に睡眠導入剤の成分が混入した問題で、製造した小林化工(福井県あわら市)は11日夜、服用後に入院していた1人が10日に死亡したと発表した。小林広幸社長は12日、報道陣の取材に、服用後に死亡した人が確認されたことに対し「ご冥福をお祈り申し上げます。責任の重大さを感じています」と謝罪した。同社は死亡と服用との因果関係を調査する方針。

 小林社長らは、死亡したのは首都圏で入院中だった70代の女性であることを明らかにした。今後、第三者によって原因究明を進め、再発防止に努めるという。

 同社によると、1錠に混入した同剤の成分は5ミリグラムで、通常の最大投与量の2・5倍にあたる。出荷前の品質検査で混入に気づけなかったとしている。

 県によると、10日時点で1…

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