永平寺で修行した僧侶が食べるお粥 ありがたい力とは

有料記事朝ごはんの風景

【動画】精進料理のお粥の作り方・食べ方=久保智祥撮影
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朝ごはんの風景 寺の副住職・吉村昇洋さん

 広島市平和記念公園にほど近い曹洞宗の普門寺の副住職です。一日は朝5時、「朝課(ちょうか)」と呼ばれる勤行から始まります。本堂で30分ほど一心にお経などを唱え終わると、朝ごはんの時間です。

全国のさまざまな人たちの「朝ごはんの風景」を随時お届けします。あなたの「朝ごはん」をメール(seikatsunews@asahi.comメールする)、ファクス(06・6201・0179)、郵送(〒530・8211 朝日新聞生活文化部・朝ごはん係)でお寄せください。

 ふだんは妻が作ったものをいただくのですが、2週間に1回くらいでしょうか、体の調子を整えたいときなどに、自分でお粥(かゆ)を作ります。

 匙(さじ)の先にごま塩を少しつけ、お粥を口に運びます。箸休めには透けるほど薄く切った漬けものを口に入れ、ゆっくりとかみます。

 お粥のクリーミーな香りとほのかな甘さに、ごま塩の香ばしさと塩気が加わり、至福のひとときです。目の前のお粥と向き合ううちに、体も心も自然とすっきりします。

記事の後半では、吉村さんのお粥の作り方・食事作法を動画で紹介します

 曹洞宗の開祖、道元禅師が食…

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