「最も価値ある記録?それは…」 遠藤保仁、最多出場へ

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構成・大西史恭
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 サッカーの明治安田生命J1は4日、第2節の9試合が各地で行われた。2月下旬に開幕したものの、新型コロナウイルスの感染が広がるなどし、日程は中断。約4カ月ぶりとなる再開のピッチで、ガ大阪のMF遠藤保仁(40)が、ホームでのセ大阪戦で先発出場し、J1新記録の通算632試合出場を達成した。

 遠藤は鹿児島実高を卒業後、1998年に横浜フでプロデビュー。京都を経て、2001年からガ大阪所属。14年には、J1、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)、天皇杯の3冠達成に貢献し、初のリーグMVPに輝いた。日本代表としても国際Aマッチで歴代最多の152試合出場を誇る。

 遠藤は2月23日のJ1開幕節で、楢崎正剛(名古屋)に並ぶ歴代最多の631試合出場を達成していた。

 最多出場を目前にした遠藤のインタビューは次の通り。

 ――出場記録の数字はいつから意識したか?

 「去年ぐらいからずっと言われていたので、それくらいから頭の中にはあった。昨季中に超えられればよかったかなと思うが、昨季は昨季で自分の中ではベストを尽くしたつもり」

 ――J1最多出場記録はどれくらいの価値か?

 「僕は公式戦1千試合出場の方がすごいと思う。今の日本はどうしてもリーグ戦とカップ戦を分けてしまうので。(J1最多は)自分の中の優先順位としては3番目か4番目くらい」

 ――自分の中で最も価値のある記録は?

 「1千試合を超えたことと、日本代表の国際Aマッチで150(試合出場)を超えたのは同じぐらいすごいかな。1千試合超えは世界を見渡してもそんなに多くない」

 ――ここまで数字を積み上げられた要因は?

 「けががなかったことと、監督の巡り合わせもよかったかな。大きな部分はその二つだと思う」

 ――けがをしないために心がけていることは?

 「特別何かをしているわけではない。痛い時もたくさんあったけど、多少のけがはけがに入らない。ピッチに入ればけがをしているかは全く関係ない。無理かなと思いながらも、始まったらやっちゃうので」

 ――最もしんどかったのはウイルス性肝炎にかかったときか?

 「あれだけ長い間、休んだのは初めて。でも、改めてサッカーをしたいと思った。何となくずっとプレーし続けるのもいいけど、(サッカーを)外から見て、体を動かせるだけでも幸せだなと感じた」

 ――健康面で気にしているこ…

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