鳥取)上位入賞、狙い撃つ 鳥取東高ビームライフル部

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ライター・田中泰子
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 鳥取県立鳥取東高校(鳥取市立川町5丁目)に昨年4月、ビームライフル部が新設された。ビームライフルは光の照射で的を射抜く射撃競技の一つ。10人の部員たちがビームライフルと、より小型のビームピストルの練習に励んでいる。

 県が2014年、県内から五輪や世界選手権に出場する選手を育てるために運動能力の高い小中学生を発掘しようと始めた「チーム鳥取!発掘・育成事業」で、競技人口の少ない射撃競技に着目し、ビームライフルの体験を設けたことがきっかけとなった。体験した生徒が鳥取東高に進学したため、新たに部活動として練習できる環境を整えたという。週2回、県ライフル射撃協会員が指導する。

 ビームライフルは、10メートル先の的の中央を狙って光線銃を撃ち、その合計点を競う。銃刀法令の厳しい日本で射撃競技を普及させるために開発されたという。重さ約4キロのライフル銃を両手で構え、体を固定させるためのコートを着用する。ビームピストルは約1キロの銃を片手で構える。練習では体を固定させる構え方や体幹トレーニングもする。

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