三重)「梶賀のあぶり」協力隊員が任期満了 活動は継続

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広部憲太郎
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 人口150人の三重県尾鷲市梶賀町で、郷土食である魚の燻製(くんせい)「あぶり」の販路を広めてきた市の地域おこし協力隊の中川美佳子さん(40)が、昨年度末で3年間の任期を満了した。中川さんは地元に会社を立ち上げたり加工場を作ったりしてあぶりを市外にも広め、売り上げを急伸させた。今後も梶賀町を拠点にして、経験を県南部の特産品を広める「地域商社」の活動に生かしていく。

 あぶりは元々、地元産の小サバなどを燻製した物で、地元の町おこし団体などが細々と生産、販売していた。津市出身で、東京の大手カード会社に勤めていた中川さんが3年前、梶賀町に市の地域おこし協力隊員として移住。同じく隊員でデザイナーの浅田克哉さんとあぶりの販路拡大に知恵を絞ってきた。

 中川さんは「梶賀町にはあぶりを作れる人がたくさんいて、販売する組織があったのは強みだった。お客さんがたくさんいる場所に持っていくようにした」。

 デザインを工夫しながらパッ…

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