【アーカイブ】(奨励会物語 棋士をめざして:2)快挙の三段、でも悔しい

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【2013年11月19日夕刊】

 10月23日、新聞各紙の朝刊に奨励会員の名が躍った。第44期新人王戦で優勝した都成竜馬(となりりゅうま)三段(23)。歴代優勝者に森内俊之名人、羽生善治三冠らが名を連ねる若手の登竜門を奨励会員が制したのは、44年の歴史で初めてだった。

 決勝三番勝負の相手は藤森哲也四段(26)。1勝1敗で迎えた東京・将棋会館の第3局で、プロの卵がプロを破る下克上が成った。

 快挙にもかかわらず、終局後…

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