市長が渋滞で飛行機乗り遅れ 渋滞改善の会議で上京も「笑えない」

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松本江里加
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 熊本市の大西一史市長が15日、熊本市で慢性化している交通渋滞に巻き込まれ、熊本空港熊本県益城町)発の飛行機に乗り遅れた。東京で道路整備の会議に出席する際の出来事で、大西市長は自身のX(旧ツイッター)で、「政令指定都市ワーストの渋滞都市を象徴している出来事で笑えない話」と嘆いた。

 熊本市中心部では交通渋滞が以前から問題になっており、世界的半導体企業TSMCの進出に伴い、より深刻化している。今年3月の熊本県知事選でも渋滞対策が争点の一つとなった。

 大西市長が乗る予定だったのは、15日午前8時55分発羽田空港行きの便。市によると、市中心部から空港までは約20キロあり、車で通常40~50分かかるといい、市長はさらに時間的余裕を持って1時間半ほど前に市内を公用車で出発したという。

 だが、午前8時57分、市長は「渋滞に巻き込まれて飛行機に乗り遅れる」と涙マークを付けてXで報告。次の便に乗り換えたという。

 この日の東京での会議は、渋滞対策などの道路予算の拡充を図るため、全国各地の市町村長らでつくる「道路整備促進期成同盟会全国協議会」(道全協)の総会だった。大西市長は、全国市長会会長代理としてこの総会の壇上に上がる予定で、羽田空港に着陸した機内から、「会議に間に合うのか!? 神様お願い」と再びXで緊迫感をにじませた。

どたばた騒動の末、Xでアピールしたのは

 結局、会議には「ギリギリ2…

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